Apple信者のぼくがiPhone 14 Proを売ってGoogle Pixel 7aとSonyのコンデジRX100を買った話

一気に春を通り越してもはや夏らしくなって来ましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか? 最近暖かくなってきたのでお出かけ欲が出て来たあなばです、こんにちわ (虫かな?)。 突然ですが、ぼくは先日までApple信者をやっておりました。 PCはMacbook Pro (結…

お前のアイコンなんなの?その2 〜ソリトン入門〜

こんにちは. unvです. 今回の記事では, ぼくのアイコン (↓) がどういったものなのかを解説しようと思います. この記事は前回の記事 (■) の続きです. 簡単な微積と平面曲線についての知識が必要です. 前回の記事をまだ読んでくださっていない方は, 先にそっち…

お前のアイコンなんなの?その1 〜綺麗な螺旋たち〜

お前のアイコンなんなの?その1 〜綺麗な螺旋たち〜 平面曲線論、曲率、螺旋

オタクが行く!日本の山々 (2年目)

10月下旬になって一気に寒くなってきましたね. 冬になるとこのブログの存在を思い出す習性があるので, 今年もブログを更新しに戻ってまいりました. ぼくが2023年に登った山々を紹介しようと思います. 今年なんですけど, 仕事の都合で7月から3ヶ月くらい東北…

PaaGo Works フォーカス買いました (Peak design キャプチャーから乗り換え)

こんにちは. あなばです. 今日の記事はタイトルの通りで, 山にカメラを持っていく用のカバン(?)を新しい買ったという話です. 今年はこれ持って山登るぞ〜 実際に買ったのは去年の10月くらいなんですが...サボり過ぎすいません フォーカスにカメラをブチ込ん…

オタクが行く!日本の山々 (1年目)

それは, 約1年前のこと... 医者「あなばさん, 最近運動してます?」 ぼく「2年くらいしてないですね...」 医者「やばいですよ...」 というようなことを健康診断で言われてしまいました. ぼくはスーパー引き篭もりスーパーオタクスーパー限界人間で, さらに56…

Peak Designのキャプチャーを買った話

半年ぶりの更新です. こんにちは. 近頃は暖かくなってきて外に出やすくなってきましたね (567的な意味も含めて). 2年くらい職場と家を往復するだけの生活だったので, 健康的になりたいと思って最近ハイキングを始めました. カメラを外に持ち出す人になら共感…

1万円以内で物撮り環境を構築したい (結果約9000円課金)

最近靴を脱ぐたびに脚が吊るunvです, こんにちは. 今日はぼくが約9000円かけてお試しで構築した物撮り (ブツ撮り?) の環境を紹介します. カメラやってる人が基本みんなお金持ちだからなのか, こういうケチケチ環境構築のノウハウってなんかあんまりネットに…

電子のg因子, もしくは電子の異常磁気モーメント

こんにちは. 仕事が忙しくて少し間が空いてしまいましたが, 今回も前回に引き続いて電子について書こうと思います. 今日の題材は磁気モーメントを量子力学的に取り扱ったときに導入されがちな 因子なるものです. 一番最初にこの記事で扱う内容とゴールについ…

スピン軌道相互作用の導出

こんにちは. unvです. ぶっちゃけ最近の更新は2回とも古典光学というか算数で, あまり計算している途中は楽しくなかったですね. 計算していて楽しいものなんてあんまりない気もしますが, もう少しやってて楽しい計算をしたくなったので, 今回は近年流行りの…

球面収差を3次近似で取り扱う

こんにちは. unvです. 前回の記事 (■) ではガウスのレンズ公式を近軸近似の下で証明しました. その途中で球面レンズだと完全な焦点はできない (物の1点から出た光線が1点で像を作ることはない) という球面収差 (Wikipedia: 球面収差) の存在が示唆されました…

ガウスのレンズ公式 証明

こんにちは. unvです. みなさん, レンズ使ってますか? ぼくは毎日使ってます. 多分みなさんもほぼ毎日使ってるんじゃないでしょうか? カメラ用レンズじゃなくても, メガネもレンズだし, スマホにもついてますね. 顕微鏡なんかはレンズの集合体です. ところで…

カメラを買い替えた話

久しぶりぶりブロッコリー ガチで100年ぶりの更新になってしまいました. unvです. 先日カメラを買い替えるという超散財イベントがあったので, それについて書き残しておこうと思います. HTMLの書き方やら画像の挿入方法やら何から何まで全て忘却しちゃったの…

このブログについて 2021年版

100億年ぶりにこのブログの存在を思い出したので覗いてみたところ, 最後の更新がおよそ3年前だった上に, 当初の公約を何一つ守れていなかったので, 今日から心機一転頑張りたいと思います(三日坊主). 3年前の公約: このブログは, ぼく(あなば)が日々なる…

古典原子の散乱(散乱3)

卒業論文には勝てなかったよ... 前回からかなり時間が空いてしまったが, 今回は少しだけ前々回の記事(■) の補足をした後, 原子の電子線回折について書こうと思う.

古典波動の散乱(散乱2)

あけましておめでとうございます(遅い). 今年こそ人間になりたいものです. がんばります. さて, 前回(■)は粒子の散乱を扱ったが, 今回は波とくに電磁波の散乱(これは回折とあまり変わらないと思うが)について.

古典力学の散乱(散乱1)

良いお年を(長い). 今回は散乱問題について. 散乱とはその通り, 標的に向けて光なり電子なり中性子なりを照射し, その反射もしくは回折の様子から標的の情報を得るものである(とおもう). その割に実験で得られる回折パターンなどに言及している本があま…

光と音の相互作用

「光と音の相互作用」と聞いても音楽に関係しそうな何かしか思い浮かばないのもそのはず, 普通光と音は相互作用しない. 光は真空を媒質とする電磁波である一方, 音は弾性体を媒質とする弾性波であるからだ. しかし突き詰めれば, 弾性体というのも正電荷を持…

固体を伝わる音

音は空気中でも水中でも, さらには固体の中でも伝搬する. 固体中での音の速さは, Wikipediaの音速のページ (Wikipedia: 音速) を見ると突然 「 を体積弾性率, を剛性率として, 縦波の場合 \begin{align} c_l = \sqrt{\frac{K+\frac{4}{3}G}{\rho}}, \tag{1…

3次元のフックの法則

今回は3次元弾性体(力を加えると変形するが, 力を取り除くと元に戻る物体のこと)におけるHookeの法則 (Wikipedia: フックの法則) を導出する. これは連続体力学や材料力学 (Wikipedia: 連続体力学, 材料力学) にかかわる法則であるが, 長くなってしま…

波動方程式から回折現象を導く その2

プログラミング教えてください. 回折像の理論 前回 (■) は \begin{align} u(x_\mathrm{P},y_\mathrm{P},z_\mathrm{P}) = \frac{1}{4\pi} \iint_{\mathrm{S}_2} dS \, \frac{e^{ikr}}{r}\left(\frac{1-ikr}{r^2}z_\mathrm{P} -\frac{\partial}{\partial z}\…

波動方程式から回折現象を導く その1

こんにちは. もはや月1回の更新がデフォルトになってしまっているが, 久しぶりに進捗が生まれた気がするのでその結果をここにまとめておく. 今回はKirchhoffの積分定理 (en.Wikipedia: Kirchhoff's diffraction formula) という回折現象を数学的に正しく記…

変則ナイトで盤面を駆け回る

大学院の入試があったので久しぶりの更新となってしまった. 今回は変則的な動きをするナイト(変則ナイト)がどのような動きをするならば, この変則ナイトで盤面上を駆け回れるかを考える. 参考までにナイト(チェス), 変則チェスのwikipediaのリンクを張っ…

偏光状態の変化 その2

前回(■)は光の反射角および屈折角を導出した. それによると反射角および屈折角は光の偏光状態には依存せず, 特に反射角は入射角のみに依存する (これは今回の話とは関係ないのだが, もちろん屈折角は光の波長などには依存する). しかし反射光および透過…

偏光状態の変化 その1

「光学(optics)」とは, 光にはどういう性質があるか?, また光と物質はどのような相互作用をするか?を取り扱う学問である. 光学には電磁気学や量子力学と密接な関連があるが, ぼく自身そんな難しいことはわからない. まあこの記事の続きを書くことをモチ…

電子ビームを収束させる(アインツェルレンズ)

今回は, 静電レンズ(Wikipedia: 電子レンズ)のうち, 特に「アインツェルレンズ(Einzel lens, en.Wikipedia: Einzel lens)」 と呼ばれるものについて書きたいと思う. このようなものを考える動機については, 電子ビームを曲げつつ収束させる を読んで頂き…

3次元の静電位 その2(境界値問題4)

今日も懲りずに3次元空間内の電位を求めていきたい. 問題設定 図1 中空円筒電極の形状

3次元の静電位 その1(境界値問題3)

今日は3次元空間における電位を求めたい. 1ヶ月ほど前に, コンデンサの端での電位について少し触れた(■). しかしそのときは各位置での電位は詳しくは必要なかったし, それ以外の部分をテーマにしていたので, 電位の求め方はかなり適当だったと思う. そこで…

2次元の熱平衡(境界値問題2)

前回(■)は1次元の熱平衡について, 基礎方程式の導出から行った. これは全て今回のための準備で, 今回は2次元の熱平衡, つまり金属板を加熱したときにどのような温度分布に行き着くかを求めたい.

1次元の熱平衡(境界値問題1)

今回は題の通り, 1次元での熱平衡について. つまり, 金属線を加熱したときに, 最終的にどのような温度分布になるのかを考えたい. これはPoisson方程式(Wikipedia: ポアソン方程式)またはHelmholtz方程式(Wikipedia: ヘルムホルツ方程式)と呼ばれる式によ…