電磁気学

古典原子の散乱(散乱3)

卒業論文には勝てなかったよ... 前回からかなり時間が空いてしまったが, 今回は少しだけ前々回の記事(■) の補足をした後, 原子の電子線回折について書こうと思う.

古典波動の散乱(散乱2)

あけましておめでとうございます(遅い). 今年こそ人間になりたいものです. がんばります. さて, 前回(■)は粒子の散乱を扱ったが, 今回は波とくに電磁波の散乱(これは回折とあまり変わらないと思うが)について.

古典力学の散乱(散乱1)

良いお年を(長い). 今回は散乱問題について. 散乱とはその通り, 標的に向けて光なり電子なり中性子なりを照射し, その反射もしくは回折の様子から標的の情報を得るものである(とおもう). その割に実験で得られる回折パターンなどに言及している本があま…

偏光状態の変化 その3

今回の目標はPhase retarder[1][2]の原理を解説することである. これは ミラーとも呼ばれており, 波長板 (Wikipedia: 偏光_#偏光を作り出す光学素子) を鏡で実現する素子である. すなわち, 直線偏光の光を入射すると円偏光の光を反射し, 逆に円偏光の光を…

偏光状態の変化 その2

前回(■)は光の反射角および屈折角を導出した. それによると反射角および屈折角は光の偏光状態には依存せず, 特に反射角は入射角のみに依存する (これは今回の話とは関係ないのだが, もちろん屈折角は光の波長などには依存する). しかし反射光および透過…

偏光状態の変化 その1

「光学(optics)」とは, 光にはどういう性質があるか?, また光と物質はどのような相互作用をするか?を取り扱う学問である. 光学には電磁気学や量子力学と密接な関連があるが, ぼく自身そんな難しいことはわからない. まあこの記事の続きを書くことをモチ…

電子ビームを収束させる(アインツェルレンズ)

今回は, 静電レンズ(Wikipedia: 電子レンズ)のうち, 特に「アインツェルレンズ(Einzel lens, en.Wikipedia: Einzel lens)」 と呼ばれるものについて書きたいと思う. このようなものを考える動機については, 電子ビームを曲げつつ収束させる を読んで頂き…

3次元の静電位 その2(境界値問題4)

今日も懲りずに3次元空間内の電位を求めていきたい. 問題設定 図1 中空円筒電極の形状

3次元の静電位 その1(境界値問題3)

今日は3次元空間における電位を求めたい. 1ヶ月ほど前に, コンデンサの端での電位について少し触れた(■). しかしそのときは各位置での電位は詳しくは必要なかったし, それ以外の部分をテーマにしていたので, 電位の求め方はかなり適当だったと思う. そこで…

電子ビームを曲げつつ収束させる

電子ビームなどの荷電粒子ビームには, 「自己発散(self-defocusing)」と呼ばれる問題がある(self-broadeningでも同じ意味だと思う). これは, ビームを構成する粒子がCoulomb力によりお互いに反発しあうため, ビームが空間を進む間に広がってしまうという…

電子ビームを曲げる

今回は青少年のハートをくすぐる「ビーム」について書こうと思う. ただしビームといっても様々な種類がある(Wikipedia: ビーム). 今回取り扱おうと思っているのは電子のビームであるが, 例えば太陽光線やレーザー光線もビームの一種である. 電子ビームの最…