PaaGo Works フォーカス買いました (Peak design キャプチャーから乗り換え)

こんにちは. あなばです.
今日の記事はタイトルの通りで, 山にカメラを持っていく用のカバン(?)を新しい買ったという話です.
今年はこれ持って山登るぞ〜
実際に買ったのは去年の10月くらいなんですが...サボり過ぎすいません

フォーカスにカメラをブチ込んだ図 フォーカスの横にalpha 9 + 24-105/F4. サイズ感の参考に.

これまで山にカメラを持っていくときはPeak designのキャプチャー (Capture) を使っていました (これまでと言ってもせいぜい10回とかそこらだと思いますが).
キャプチャーのレビューは前書きましたが (Peak Designのキャプチャーを買った話 - あなばブログ), 使っててちょっと微妙だなと思う点がいくつかありました.
ちなみに使ってるカメラはフルサイズミラーレス (sony alpha 9), レンズは24-105/F4のことが多いです.
カメラとレンズ合わせて1 kg以上あり, きちんと持たないとしんどいです.
今回乗り換えられたらいいなという気持ちで買ったPaaGo Works フォーカス (Focus) はウエストバッグ的なもので, キャプチャーとはジャンルも使い勝手も全然違いますが, 誰か参考にしてください.

(個人的) キャプチャーの欠点

  1. カメラの入れ物が別に必要.
  2. ザックを地面に置けない.
  3. 歩いている最中にレンズが支障になることがある.
  4. 荷重が左右で偏る.
順番に説明していきます.

まず一番嫌だったのが, カメラを使わずザックに仕舞っておくときのために別にバッグ (インナーバッグ) を用意しないといけないことでした.
ザックの中にそのままカメラを入れておくことに躊躇いがあったのと, 雨がひどくなったときにはカメラをザックに仕舞いたかったためです (後者は防水のザックを使ってらっしゃる方には関係のないかもしれません). ぼくの場合HAKUBAの防水インナーバッグ (ちなみにフルサイズのカメラに標準レンズをつけてるなら防水インナーバッグのサイズはL以上がいいと思います, 下に参考リンク貼っときます) を使っていましたが,
登山口までなどカメラが必要ないときにはカメラをインナーバッグに入れ, そのインナーバッグをザックに入れていました.
登山口などでカメラを取り出して肩紐に装着する, と言う感じです.
しかし使っていないときのインナーバッグは割と邪魔です.
インナーバッグが上の方にあったら, ザックから上着なんかを取り出すときにいちいちインナーバッグを退けないといけないし,
インナーバッグを下の方に押しやったときには, 下山してカメラを仕舞うときにザックをひっくり返さないといけませんでした.
あと当然ですがカメラ分他の荷物を削ったり大きめのザックを背負う必要があります.
こういうことが何回かあって, カメラはザックとは別に持ったほうがいいなと思うようになりました.

次にザックを地面に置けないです. 正確に言うと地面に置くのが難しくなります.
下が乾いた土ならいいですが, 岩, 湿った土, なんなら雪の可能性もあるわけで, そういう状態のところにカメラを置くのは少し勇気が要ります.
ぼくは毎回ザックの上にカメラを置くようにしてましたが, カメラがズリ落ちて地面に激突しそうになったことがあって, 止めました.
後これと若干関連してるのが, 山でトイレとかに行くときにどうするべきなのか困ります.
カメラと財布だけでも持っていきたいですが, トイレ行くのにカメラを首から下げていくのもどうなんだって言う...

残りの二つはぼくのフィジカル的なところからくることでした.
キャプチャーの欠点として, 歩いている間にカメラがだんだんずり落ちてきます.
するとズリ落ち具合によっては (歩いて体が揺れるたびに) レンズ筐体が肋骨にクリティカルヒットするポジになることがあり, 結構痛かったです.
また, 左右で重さが違うので, 翌日片方の肩だけ筋肉痛になったことが1回ありました.
これは体型とか筋肉次第なところがあるので, 他の人では違うかもしれませんが.

(個人的) フォーカスの利点

上で言った欠点はどれもウエストポーチにカメラを入れればだいたい解決しそうに思えたため, キャプチャーの代わりにフォーカスを買ってみました.
まだ2回しか使ってないのですが, 使ってみて良かった点として

  1. フォーカス自体それなりに撥水するので, 防水インナーバッグが不要.
  2. 当然ザックを地面に置ける. トイレに行くときは貴重品もフォーカスに入れればok.
  3. 荷重は左右均等, また使った感じ体が痛くなることもほぼなさそう.
が挙げられます.
ほかにも, キャプチャーだと常にカメラが剥き出しですが, フォーカスは常にカメラがバッグの中に入っているので, 雨のときや岩場なんかでもいいんじゃないでしょうか?
(まだその場面に出会ったことはないですが)
一番憂慮してた, カメラを取り出すのに手間がかかるようになるんじゃないかと言う懸念も, そんなに気になりません.
開口部が割とデカく, さっと出してさっと入れられます.
ただカメラにL字ブラケットをつけた状態だとブラケットが引っかかってすんなり入らないことがあったので, 今はブラケットを外して運用しています.
ということはsony alphaより大きいカメラだと意外とキツいかもしれません...

(個人的) フォーカスの欠点

しかし欠点もあるなあと感じています.
まず, フォーカスの装着イメージ図 (FOCUS | カメラバッグ – PAAGOWORKS) を見て頂くとわかると思うのですが, 足元が結構見えなくなります.
気をつけて歩かないと滑落死待ったなしかもしれません.
次に, 装着が結構めんどくさいです.
フォーカスはザックの肩紐にバックルで接続するのですが, そのバックルにショルダーベルトを付けることでショルダーバッグ的に単体で運用することができます.
しかしフォーカスにはバックルが1対しかありません.
そのため, フォーカスだけ持ち歩いていた状態から帰ってきて, ザックに取り付ようと思うと
フォーカスのショルダーベルトをはずす
→ ショルダーベルトはザックにぶち込む
→ フォーカスをザックに接続する
という手順が必要になります.
正直めんどくさいです. 両方同時につけられたらいいのに...

まあでも正直キャプチャーより使い勝手はいいです. 安心感もあります.
ザックなしの単体で運用できるのは強い. 皆さんも是非試してみてください(?).
また何か気持ちの変化があったら追記します.
じゃね. てかなんか今見たらキャプチャーめっちゃ値上げしてません??こんなん買えませんよ...